誰かとただ
誰かとただ 跨いだ昨日と今日
なんてことなく 雨に流されました
肌に付いた 誰かの悦びも
この匂いも 風に流されました

あたしは自由です
なのにざらついているのは
下らないものさ
覗かないでくれないか

「何も要らない」

狂いながら 必死に刻む時計
狂いそうさ 眺めながら微笑った
あたしはひとつ、また嘘をつきました。
なんてことなく なんてことない嘘を

不確かな明日に
待ち侘びるものなどないわ
乾いた夢さ
触らないでくれないか

「何も要らない」

あたしは自由です
なのにざらついているのは
下らないものさ
覗かないでくれないか
不確かな明日に
待ち侘びるものなどないわ
乾いた夢さ
触らないでくれないか

「何も要らない」