57番街に吹く小さな風に
二人肩をすぼめて歩き続けた
待つ人もなくただ二人手をつなぎながら
僕は煙草に火を点けて 街は悲しくうつろう
壁の落書きには 思い出すものもない
何時誰が書いたのかすら
僕らは知らないけれど
雨に打たれ風にさらされ
時の過ぎゆくままに愛を
育んでいる二人に何処か似ていると
君の温もりの中
見つめていて 僕だけのこと
街には花がない 灰色の空が
上目づかいで歩く二人には見える
触れ合えば何時もきっと悲しみの傷みも
一筋の光の瞬きに救われればいい
枯れた噴水の淵に 僕らは腰掛けて
夢見る訳でもなくただ無口になっている
誰かが奏でる題名のない音楽に
耳を傾けていると
君を見失いそうさ
肩を抱き寄せてみるけど 遠くに感じる
見つめていて僕だけのこと
ベッドの中で夢見る 何時しか二人の心
優しくなれると胸の傷みをこらえながら
寝息をたてて眠る君の頬に
優しく愛しくくちづけて
髪を撫でるとぼんやりと僕を見つめて
こう聞く「ねぇ これでいいの…」
見つめていて 僕だけのこと
黄昏ゆく街で の 歌詞
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ARTIST アーティスト情報
プロフィール
尾崎豊(オザキ ユタカ) シンガー・ソングライター(故人)。1965年11月29日生まれ、東京都出身。1983年、シングル「15の夜」とアルバム『十七歳の地図』をリリース。4thシングル「卒業」が大ヒットを記録し若者のカリスマ的存在となるが、人気絶頂の1992年4月25日、26歳の若さでこの世を去る。代表作に「I LOVE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」などがあり、現在も名曲として様々な歌手に歌い継がれている。
SINGLE このアーティストの人気シングル
ALBUM このアーティストの人気アルバム
3
核 (CORE)
4
太陽の破片