夏の面影

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夏の面影 の 歌詞

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足早に去った 夏の面影
波打ちぎわを 一人歩く
目を閉じれば 遠く聞こえる
あなたの声 あなたの元へ
降りそそぐ 光は露に
2人の素肌を 照らしてゆく
焼きついた 砂の上を
あなたの後を 追いかけて
走って 走ってみても
追いつくことは 出来なくて
焦って 焦ってみても
捕まえることは 出来なくて
突然、そう サヨナラって
頭の中で 声がしたの
私の、そう 足が止まって
波の向こうの あなたを見た

長過ぎた思い出が いつまでも続いてゆく
大切な心の言葉
いつもそう伝えられず

誰もいない、誰もいない
私のことを 見てる人は
こんなにも、こんなにも
にぎわっている 砂浜に
そう一人で、そう一人で
来たわけじゃないんだけれど
もしかしたら、もしかしたらと
あなたの姿を 探してみると
どこにも 見あたらなくて
なんだか たまらなくって
こらえていた 涙が走り
子供の頃の 私が走り
あなたの、あなたの名前を
泣きじゃくって 叫びだした
また私は 迷子になって
来るかわからない 迎えを待つの

ねえ、なぜ かいつでもそばには
サヨナラ越しの私がいた
押し寄せる波の華
泡のように消えてく

暮れてゆく、暮れてゆく
そんな場所しかないのかしら
私には 居たい場所が
いつだって そんな場所は
あっという間に 消えてゆく
波が遠くに さらってゆく
わずかな 幸せでさえ
ひとにぎりの 喜びでさえ
砂時計の砂のように
私の手から こぼれてゆく
くり返しては、また落ちる
時間だけが ただただ過ぎる
ごめんねって 波打ちぎわに
心のきわに 書いてみる
波が押しよせ 消えたなら
こんな私が 消えたなら

波を見て私を見つめ
くり返す自分を見て
何もない何もない
あなただけ見つめてた

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