いつかガラス越しに見えてたあの月に もうすぐこの手が届きそう
キミのいない知らないあの街へ 銀の船が滑り出した

でも、ちょっと不安 ウソほんとはすごい不安で押しつぶされそうになる
たぶん味方なんていないし 存在理由とか居場所だって
ないのはそんなの当り前で
時間軸が歪んで しゃがんだ怪訝な空へ 明日を祈るように
今夜も羊の群れに紛れ込んだ
形のない世界は あまりにも曖昧なツタで 僕をぐるぐる巻きにして 優しく締めつける

あの日描いてた 未来に続く場所へと今の僕は 今のキミは向かってる
キミをなくしても 選んだ空が広くて
怖くなって立ち止った僕をしかって。

いつかガラス越しに見えてたあの月に もうすぐこの手が届きそう
キミのいない知らないこの街で 僕は何をさがしたいの?
「それなりに楽しくやってるよ」なんて だって強がってみても
心の中 そぞろなまま 何も変わらない日々が続く
窮屈な世界はあまりにも 鮮やかな棘で 僕をぐるぐる巻きにして 優しく締めつける

見上げた夜空に あの場所で見えなかった星空たちが 僕をそっと包み込む
キミをなくしても 選んだ空が広くて
怖くなって立ち止まった僕をしかって。