【BMK】ボクの好きな漫画研究室 第1回(3)

【BMK】ボクの好きな漫画研究室
担当メンバー:三隅一輝

KAZUKI MISUMI
2000年6月10日、岐阜県生まれ
身長:174cm
特技:ゴルフ

【三隅一輝:第1回】「鬼滅の刃」レビュー (2021/01/14)


「これはもう漫画じゃない」


 アニメから鬼滅の刃にハマりました。「無限列車編」以降もいつかアニメ、もしくは映画で放送されるからそれまで待とうと思っていたんですが、待ちきれずに読み進めてしまいました。"面白かった"で済ませるには勿体ないくらい素敵な作品に出会えました。

 まず、登場人物が全員個性的で素敵すぎます。これは鬼殺隊の隊士はもちろんですが、敵対する鬼にも言えることで、特に強い鬼ほど悲しい過去があって猗窩座と黒死牟の回想シーンでは胸が締め付けられました。大切な人を失う悲しみや劣等感に苛まれることって誰しも経験することで共感出来てしまい、憎むに憎めなかったです。 敵味方共に愛せるキャラクター揃いです。

 そして、なんといっても炭治郎が人間味に溢れててカッコいい!序盤から打ちのめされて辛い思いをたくさんした炭治郎から放たれる言葉はどれもグッときます。特に黒死牟戦で不死川玄弥の頭をよぎった炭治郎の「1番弱い人が1番可能性を持っているんだよ」この台詞が大好きです。

 ここまで炭治郎をベタ褒めしてきましたが、実は1番好きなキャラクターは炭治郎ではありません。(もちろんカッコいいし好きですが)1番好きなのは善逸の育手である桑島慈悟郎です。登場回数、台詞こそ少ないものの、登場するとこれでもかってくらいカッコよくて胸に刺さる名言を残していってくれます。鬼滅の刃の名言製造機です。

 娯楽だけでなく生きていく上で大切にしなきゃいけないことを炭治郎や他のキャラクターが教えてくれます。読み終えた後は「よし、頑張ろう」って想えますし、壁にぶつかったり困難に直面した時に読み返したら必ず背中を押してくれる。

 "漫画"っていうジャンルでは括れない。"人生の" 教科書"と言えるくらい素晴らしい作品です。



鬼滅の刃 1

吾峠呼世晴(著者)


記事一覧