映画『君の名は。』18新春に地上波初放送が決定


(ティザーカット)

 2016年8月に公開され、国内興行収入は250億円を突破し日本映画史上歴代2位という歴史的な大ヒットを記録した、新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』。その超大作を、2018年1月3日よる9時から、テレビ朝日が地上波として初放送することが決定した。
 また、地上波初放送にあたって新海監督のオフィシャルコメントも寄せられている。

■新海誠監督コメント

――地上波初放送への思いは?
「地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした。でも、自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになったのだなと思えて、とてもうれしいですね。ようやく自分が大人になれたような、そんな幸せな気持ちを感じます。
 一方で、皆さんがこの作品をどんなふうに観てくださるのか、少し緊張も感じます。映画は自分でチケットを買って観に行く、とても能動的なメディアだと思うのですが、テレビはもっとカジュアルで暮らしの場にある存在ですし、どんなふうに観ていただけるのか、とても興味深いですね。でも、想像もつかないほど多くの方々が、想像もしていなかったぐらいこの作品を好きになってくれるかもしれないと思うと、未知の視聴者との出逢いが楽しみですし、何が起きるのかちょっとドキドキしています」

――初めて『君の名は。』に触れる視聴者、そしてすでに作品のファンである視聴者それぞれにメッセージを!
「この『君の名は。』はひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品だと思っています。
 新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる…。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ。僕もそれを楽しみたいと思います。

でも実をいうと、自分の作品は、いろいろ気になってしまって改めて観ることができないんです。今のところ1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っていますが…誘惑に勝てずにチャンネルを合わせてしまうかもしれません(笑)」

■放送情報

アニメ映画『君の名は。』
2018年1月3日(水)21:00より、テレビ朝日系24局ネットで放送

■『君の名は。』STORY

 1000年ぶりとなる彗星の来訪を1カ月後に控えた、日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(声・上白石萌音)は、憂鬱な日々を送っていた。町長である父の選挙運動や、自らの家系である神社の古き風習…。すべてが嫌でたまらなく、都会への憧れを強く抱いていた。そんなある日、三葉は自分が東京の男子高校生になる夢を見て、念願の都会生活を満喫! しかもその不思議な夢は度々、繰り返されるようになった。
 一方、東京で暮らす男子高校生・瀧(声・神木隆之介)も、山奥の町に住む女子高校生になる、という奇妙な夢を見ることが多くなっていた…。
 やがて、自分たちの身体が夢の中で入れ替わっていることに気づいた2人。お互いにメモを残すことにし、力を合わせてその状況を乗り切っていく。
 ところが2人の気持ちが打ち解けてきた矢先、入れ替わりが突如、途切れてしまい…!?

■商品情報

Blu-ray&DVD発売中(発売元・販売元:東宝)

(C)2016「君の名は。」製作委員会

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