ボーカルグループでの活動後、17年4月に無期限の活動休止を発表した荒井麻珠。
令和元年初日の5月1日に2年間の充電期間を経て活動再開を宣言。
活動再開の第一弾としてオリコンミュージックストアでは新曲の独占先行配信がスタートした。
8月にはソロデビューライブも決定しており、新曲やライブについて、ソロアーティストへの想い、更に充電期間中についてじっくり語ってもらった。

荒井麻珠

――令和初日でもある5月1日に、オリコン NEWSのYouTubeチャンネルでソロアーティストとしての活動開始を発表。どんな気持ちでこの日を迎えましたか?

直前までは「早く発表したい!」という気持ちが強かったんですが、時間が迫ってくるにつれて緊張感が芽生えてきました(笑)。

――ご覧になる方の反応も気になったでしょうからね。

はい。でも(当日開設した荒井麻珠としてのYouTubeチャンネルやTwitterの)フォロワーさんがどんどん増えていくのを見て、ちょっとだけ緊張がほぐれたというか。Twitterって、言葉や写真を通してその人のことを色々と知ることができじゃないですか。「この人のことを知りたい」「この人の言葉を聞きたい」って思ってくださる方もいらっしゃったのかなって考えると、その気持ちがすごく嬉しかったです。ありがたいなって。

――改めて、YouTubeのオフィシャルチャンネルやTwitterなどをいち早く開設された理由を聞かせてもらえますか?

SNSで自ら発信していくのが、一番伝わりやすいかなと思ったんです。それに、ちょっとでも身近に感じてもらえることが重要なのかなって思ったので。今はTikTokやインスタグラム、公式LINEも始めていますが、まずは自分の歌声を待っていてくれた方がいらっしゃるかもしれないし、私自身も歌声を聴いてほしいとずっと思っていたので、最初にミュージックトレーラーをYouTubeにアップしたんです。

――その荒井麻珠オフィシャルチャンネルで公開されている「1st Music Trailer」では、いきなり7曲ものオリジナル曲が発表されましたよね。

はい。活動休止中は、これからどういう歌を歌っていきたいかとか歌いたいかっていう、ソロとしてのイメージや方向性を固めながら少しずつトライしていたんですが、たくさんある楽曲の中で「まず届けたい!」と思ったのがあの7曲だったんです。

――あの7曲以外にも楽曲があるということは、この2年間、かなりのペースで音楽制作に没頭されていたんですね。

やっぱり私にとっては、音楽を通して伝えることが一番だという思いがありましたから。

荒井麻珠インタビューの様子

――活動開始をお知らせした動画の中では「いろんな刺激を受けたり、苦手なことにも挑戦した」というような表現をされていましたが、もう少し具体的に聞かせてもらえますか?

まず音楽に関しては、これまで自分が歌ったことのないジャンルの曲に挑戦してきました。挑戦というか、もともとやってみたかった音楽にしっかり向き合ったというのが正しいかもしれません。いろんな音楽を聴くだけではなく、実際に声に出して歌うこともすごく自分の学びにつながりました。あとは、ダンス。今まですごく苦手だったんですが、ソロのアーティストとしてのパフォーマンスということを考えると、目でも楽しんでいただけるようなライブ作りがしたいなと思うようになったので、そのためにも、まずは基本的なダンスができるようになりたいなと。ちょっとずつかもしれませんが、自分の中では成長できてるかなって思うところでもあります。

――かなりストイックにレッスンされたそうですね。

ダンスのレッスンなんですが、ほぼ筋トレと体幹を鍛えていて(笑)。体の基礎を作るというところから入っているので、まさに自分の体が勉強してるなって感じでした(笑)。

――他にはどんなことを?

ちょっと話が戻りますが、音楽面での具体的なスキルアップのためにも色々と学んでいました。これまでやったことがなかったんですが、コーラスを自分で考えたり、作曲をしたり。

――コーラスに関してはご自身の楽曲だけでなく、ももいろクローバーZの楽曲のコーラスアレンジとディレクションもされたんですよね。

はい。これまで自分では出してこなかった色を引き出すことができて、すごく刺激になりましたし、勉強になりました。

――作曲に関しては?

作曲はソロになってから興味が湧くようになって、教えてもらうようになったんです。作家さんの才能には到底叶いませんし、本当に難しいなとは思いますが、土台の音に対して自分が感じたメロディーやハモリを自由に乗せていくのがとても楽しくて。こんな風に自分で作って歌えるんだと思うと嬉しいし、やりがいも感じることができたんです。

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