錆びれた夢 非力な空 嘲笑うような 偽善の月
見送る指 地上の楔 重ねる想い 牡丹の花

無様な日々 無難な声に 砕いた結果 偽善の青
選んだ導 乾いた舌に 痛い位の 気丈な赤
堕落の唄 赤裸々な意地 不得手な嘘 小細工の月
無頼な愛 懸河の時 咲き乱れ散った 牡丹の花

くだらねえと言えば 気がすむ問題でもないだろう?
失うものさえ失ってそれでも日は暮れる

嗚呼 傷ましい夜が流るる
それでも命は雄叫びを上げる
母の眼差し 父の背中
夢に向かいし道程で

くだらねえと言えば 気がすむ問題でもないだろう?
失うものさえ失ってそれでも日は暮れる

嗚呼 傷ましい夜が流るる
それでも命は雄叫びを上げる
母の眼差し 父の背中
夢に向かいし道程で

きっと今も咲いているんだろう?
皆に教えてやってくれないか?
お前が流した血の色の事を
例えそこに救いがないとしてもだ
痛みが伴う? だからどうした
恐れのない時間など
生まれて一度もなかったじゃねえか
悩んで悩んでやり遂げた時
流れた血が乾く時にわかるだろう
お前が咲いて来た日々の意味が
確かに 確かに お前は存在していたのだと

死生の時 眠れぬ夜に 咲き乱れ散った 牡丹の花