ついてゆけない 連れてもゆけぬ恋を断ち切る 苦が酒の火照りを包む 浦見川乱れる髪も そのままに夜の湖 あなたとゆけば膝に群がる 波の花くらい顔した 竹人形の頬に見ました 恋の果て実れば知れる 蝶の罪隠して散らす 花の愛いつかあなたが 気付いたときに熱い涙に して欲しい人目忍んだ 若狭の宿は月も五つに 割れて散るあなたと呼ぶも 今日かぎり一夜の夢で 終るなら波に浮かんだ 小舟のように名残り枕を 重ねたい Powered by