どんなに呼んでも とどかぬ昔へ
もう遅いと知りながら 口ずさむ挽歌
追いつめてつかみきれず 死なせた幸せ
立ちつくすだけの 二人に出来たことは
せめてさよならに 愛を込めて泣いて…
想い出とぼとぼ すまなさばかりで
ただ寒々時をうつ 夜更けが背中で
悲しみきざみの 煙草の辛さに
もう夜明けとほぞを噛む 空箱をふやす
冷えた唇にのせる つぶやきはひとつ
俺だけのために 生まれてくれたひとへ
たとえ浅くとも 冬よりは春を
祈りを集めて 燐寸(マッチ)をかざせば
ただはるばる影をひく 出逢いと別離と
ためいきつなげて もたれる…まどろむ…
もう眠りの中でさえ あの夢は遠い
過去に裁かれて生きる 俺はそれもいい
何よりも今は はるかなひとの胸に
二度と苦しみの ないことを願う
何にも見えない どこへも行けない
ただ細々溶けてゆく なみだと残り火
29小節の挽歌 の 歌詞
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ARTIST アーティスト情報
プロフィール
舟木一夫(フナキ カズオ) 歌手、俳優。1944年12月12日生まれ、愛知県出身。O型。1963年6月、「高校三年生」でデビュー。同年、映画『高校三年生』で映画デビュー、『第5回日本レコード大賞』新人賞受賞、『第14回NHK紅白歌合戦』に出場と活躍。西郷輝彦、橋幸夫とともに“御三家”として一躍人気者になる。「修学旅行」や、「学園広場」、「仲間たち」などヒット曲をリリースする。俳優としても、NHK大河ドラマ『源義経』や、NHK連続テレビ小説『オードリー』、映画『銭形平次』などに出演。
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明日咲くつぼみに