小島離れりゃ 船唄で今日も暮れるか 波の上いつも俺らは 波まくらひとり船頭で くらすのさ何が恋しゅうて 浜千鳥小松がくれに 呼ぶのかよ星も綺麗な 夜じゃないかなまじ見せるな 未練気を板子命の 俺だとて時雨降る夜は 身も細るたのむ狭霧(さぎり)よ 海面(うみづら)に月を浮かして 見せてくれ明日は明日の 風が吹く波の浮世に 一人ものならば千鳥よ この俺と唄を仲間に くらそうよ Powered by