アナログ

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アナログ の 歌詞

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午前8時
ボクらは目を覚まし
おもむろにテレビのニュース点け
大して興味もないが政治のことなんか気にしてるフリして

8時半
何もしゃべらないキミの視線ばかりが気になって
ふと目をやる窓の外は当然のように濁った灰色で
ツライだけ

9時過ぎ
これ以上耐えられない
ぼやけた感覚のせいにして
「外はまだ雨だっけ」なんて訊いてるつもりの独り言を言って

9時45分
キミは何かに取り憑かれたように立ち上がり
何も言わずに部屋を出て
ボクはやっと昨日のことを思い出したんだ
思い出したんだ

<なんで開けてないボクのジンジャーエール>
<空っぽのキミの紅茶のカップ>

昨日
キミがなんか言ったんだ
「疲れた」かなんか言ったんだ
明日のない魚のような赤い目で窓の外を見て言ったんだ

ボクはどうせただの独り言だって
聞いてなかったことにしたんだ
だってこんなにも外が暗いなんて考えてもなかったんだ

午前10時
テレビはいつの間にかドラマの再放送になって
テーブルの上のDVDがない
あぁ、そんなのなかったっけ

10時過ぎ
キミが座っていたとこがまだあったかいような気がして
ボクはずっと触っていた
いやらしいだろ?そんなヤツなんだ
そんなヤツなんだ

<なんで開けてないボクのジンジャーエール>
<空っぽのキミの紅茶のカップ>

午後6時前
終わっていた
6時ちょうど
終わっていた
キミはボクの寿命を知っていたのに
6時5分…

<なんで開けてないボクのジンジャーエール>
<空っぽのキミの紅茶のカップ>

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04:37
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