行き急いでるふり ゴールさえも見えずに
立ち止まってるふり 探し物見つかりそうで

時間が解決しない問題なんてないことぐらい
経験という名の足かせが僕に教えてくれた

僕のやりたいことは一体何 見失って月日経つばかりで
僕の周りはいつのまにやら欲だらけ

他人のこと色々見えるのに 自分のこと皆目見えないで
気づいたら長い列の後ろに並んでた

見つめあってるふり 一人になるの恐くて
愛しあってるふり 誰かとつながってたいから

夏風 泳いで 心が 騒いで

どこかで計算してる自分がほとほと嫌になったり
あのこのためのつもりが結局は自分のためだったり

夢なんてみたいのはやまやまで だけど毎日が精一杯で
僕はいつでも諦めることに慣れていた

明日なんてどこ吹く風なんて 開きなおる勇気なんてなくて
壁に囲まれた安全な場所に逃げていた

差し伸べてるふり その場限りと知ってて
求め合ってるふり 欲望のおもむくままに

手に入れた時に わかったことがある
本当は望んでなかったこと

行き急いでるふり ゴールさえも見えずに
立ち止まってるふり 探し物見つかりそうで

秋風 はしゃいで 心を 静めて
雨音 響いて 心を 見つめて
今まで 愛した 自分に さよなら