恋人よ悲しい夜を
あの摩天楼に隠す
今夜冷たく頬に落ちてくる
雨がまるで涙のようにね

メイクのように剥がれては重ねてく嘘に近い
もうチグハグな僕は正に
女々しいヤツだろう

言いかけてた本当のこと
突き止めてさ、触れたいけれど
今は会いたくないなら

恋人よ悲しい夜を
あの摩天楼に隠す
セリフも無しで終わる映画なら
せめて綺麗なまま
もうバイバイすれば夢見た
互いのままでいられる
言えない 見えない 消えない
言葉を浮かべた

あの日すぐに惹かれ合い愛すらも芽生えてた
もう君の事は何でも知ってると思ってた

今更と言われれば
もう返す言葉も無いけれど
だけど、愛しているから

切なさがあるなら僕ら
まだ終わらずにいられる
涙が落ちる悲しみは
いつか心を暖めてく
この街の夜は長く
僕を待たせてくれる
雨が上がる前の
匂いがしていた