かなしくなると
逆さまのフィルム
灯りにかざした
ひとり巻き戻し
消えない 消えない......

赤色リボン
海辺にうかべて
不安をかきまぜた
失くなったふたりの
壊れたものも

気持ちがどこにもないのに
涙こぼれちゃうの どうして
心が 夢中だったこと
誰も覚えてないの どうして

躊躇いながら
灼熱のビートで
ぼくらは踊り出す
笑われる今日も
あのこのバースデー

小鳥が歌う
人間は今も
進化の途中で
歌を忘れずに
消えるのですと

つづきはどこにもないのに
君を探しちゃうの どうして
手花火 あかり だけ残し
いつも さみしくするの どうして どうして