羽織(はお)った角巻(かくまき) 寒(さむ)かろと雪をはらって 迎えてくれたしのぶ恋路の 雪明かり見せてあげたい このいのち燃えてとけます はなびらの雪雪国・駒子と おなじ名でそれがいいねと 愛してくれる逢うが別れの 初めとかずるいおんなに なれるならなってあなたを あゝ縛(しば)りたい袷(あわせ)の紬(つむぎ)に 染めの帯(おび)ほどく手ぎわに みだれるこころ雪がしんしん つもるほど白きうすもの 紅が差す夢の散りぎわ はなびらの雪 Powered by