惚れた数だけ 迷わせて泣いた分だけ 痩せさせたきみを塩谷の 風浜にすててゆくのが 切なくてせめても夜の 明けるまで行こう 霧の 霧の 5号線ヘッドライトで 照らしても見えぬふたりの 宿命(さだめ)なら呼ぶなニセコの 湯の煙り離れられずに つれてゆくみれんな俺を カセットの唄が ぬらす ぬらす 長万部きみにしあわせ やれるのは俺の他には いないはず待っていろよと 呼びかけるフェリ-ボ-トの ドラの音が波間にはずむ 函館は熱い 恋の 恋の 始発駅 Powered by