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縋り付く梯子 今日も見当たらず
したり顔の夜に食べられる
袖口に付いた涙の数だけ
僕は身軽になれたはずなのに
泡沫の思い出に 枯れない花をあげるよ
醒めかけたその夢に まだ見惚れてるフリして
繰り返す春が徒花を咲かす
その場しのぎの優しさでも
糸口 ひとつが 一筋 光が
見つかるまではここにいたい 痛いよ
泡沫の思い出に 枯れない花をあげるよ
醒めかけたその夢に まだ見惚れてるフリして
あなたになれないなら
せめてわたしでいようとしたのに
ねえ おねがいだからそばにいて
夜空が赤くとけ出して
部屋には風が吹き出して
ここからまた歩き出すよ
途切れたままの約束を 約束を