あなたは一人で背くらべ 食べ散らかして
どこまで続くこのゲーム 早くおやめなさい
誰もがはじめた背くらべ 目の前だけが
整えばいいこのゲーム 一人と休まない

振出しは覚えていない とどまることも 降りるのもなし
みんなで誰かについてゆく

夢から醒めても戻らない 戻せるだけの
余裕も何もこのゲーム 一人と気づかない
どこまで行っても並んでる 自分一人が
描いたはずのこのゲーム あとは願うばかり

いらないものは後ろに投げて
投げ方はルールを決めて
曲がらず進んだ円の中

地上につもる ゲームの後は ゴールを消すように足もとうめてゆく
正しいはずの誰もが決めたきれいごと

選ばれる者はさしおかれ 選ばれたくて
自ら名のるこのゲーム 一つと届かない
外れたことなどないことに 反省的に
みんなで戻るこのゲーム 一人も悪くない

正しさは後から付けて 間違いは気づかぬように
曲がらず進んだ円の中

地上につもる ゲームの後は 頭を下げながら 微笑む人達の
両手の中で 時間を買って 捨てたもの