![](/img/spacer.png)
華やかな場所を離れ
旅人になる夢を見る
老いたヘラジカを看取り
夜明け前の舟に乗る
夏の舳先、秋の宵
あなたは何を植えてるの?
「次の春には、、」
などと言う、肩越しの星がもんの凄い
百億の光の雨粒、凄い
今夜はこのままここで眠ろう
ぎゅっと抱きしめるふりして
叩きあう互いの尻
ちゃんと生きているよね、ちゃんと
私たちの悪なりに
星の住処を訪ねて
やせた土地をわけてもらう
種を選り、苗を移し
物語を語り継ぐ
良い場所で、踊るように暮らせたら
ふざけてばかりのフリして
本当は全部わかってる
ちゃんと生きてるよね、ちゃんと
私たちの悪なりに
神様とか魔法、それもいいさと
千年の星明かりにまみれながら
キスを交わし、ケツを叩く愛おしさも
いつまででも
私の種、あなたの苗
物語をさらに繋ぐ
星たちと