冬アニメ『メルヘン・メドヘン』各国魔法少女キャスト座談会


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 1月11日(木)より放送がスタートしたTVアニメ『メルヘン・メドヘン』。同作に登場する各国の魔法学園に在籍する魔法少女役を担当するキャスト8名による座談会が行われた。キャラクターや作品世界の魅力はもとより、アフレコ現場の様子などについて賑やかに語る座談会の模様をお届けする。

■キャスト座談会

【出演】
 楠木ともり(鍵村葉月役)、末柄里恵(土御門 静役)、Lynn(ユーミリア・カザン役)、日高里菜(リン・デイヴス役)、大津愛理(マリヤ・ラスプーチン役)、加隈亜衣(アガーテ・アーリア役)、上田麗奈(アーサー・ペンドラゴン役)、本渡 楓(加澄有子役)
――“魔法少女モノ”は、女の子にとって特別なジャンル、という印象がありますが、『メルヘン・メドヘン』は、どんな“魔法少女モノ”ですか?
本渡さん: “魔法少女”と聞いて、個人的には「かわいい顔をしてえげつない戦いをし、誰かが死んじゃうんだろうなぁ」と最初は思っていたんです。でも『メルヘン・メドヘン』に関しては、人間関係のトラブルはあっても、平和で楽しい世界観の物語で。私たちが演じている「メドヘン」(=原書使い見習い)たちは、各国にある魔法学園に通う学生であり、魔法少女なので、「魔法がある世界を生きる等身大の女の子たち」という目線で、安心して見ていられる作品だと思います。
日高さん:絵柄で言うと、制服を着ているキャラクターも素敵なんですけど、変身したあとの服がすごく好きで。それぞれの魔法少女が契約している「原書」の物語に関連した設定が細かく表現されていて! そういう細かいところまで愛が詰まっているので、そこも楽しめる要素だなと思います。自分が演じているキャラクターというのもあるんですけど、個人的にはリンちゃんがすごく好きです!
末柄さん:かわいいよね! 頭にあるホワイトブリムがかわいいっ!
大津さん:後ろの大きなマッチの色がひとつひとつ違っていたりね。
楠木さん:『メルヘン・メドヘン』は、登場人物が素直になれない子たちが多い印象で。私の中で“魔法少女”というと、憧れというか、変身したら違う自分になれるものという気がしているんですが、登場する女の子たちにとっても、変身することが心の拠りどころになったり、強くなれる部分だったりするのかなと思うんです。だから、変身した姿もかわいく、能力的にも内面的にも強くなった魔法少女たちが力を合わせて戦っているシーンには、勇気づけられるんじゃないかなと思います。

――「原書」の力で変身したり、魔法が使えるようになるなど、作品独自の設定に関してはいかがですか?
大津さん:それは、ロシア校リーダーとして私が! 今回、各々のキャラクターが物語の「原書」というアイテムを持っていて、そのお話に関連した魔法を使うのが面白いですね。原書には、みんなが知っている童話もあれば、マニアックなお話もありまして、私が演じるマリヤさんならば「大きなカブ」なんです。「大きなカブ」ならカブを食べて強くなるのか?「シンデレラ」ならガラスの靴で殴るのか?など(笑)。自分の知っている物語がどんな魔法になるのかは、いろいろ想像できると思いますので、楽しみにしてほしいなと思います。
――「シンデレラ」の原書の力を使った魔法は意外ですよね。
楠木さん:カッコいい技名がほしい……(笑)。

――アニメは、その魔法の力を使って各国の魔法少女たちが競いあう物語とお聞きしましたが。
末柄さん:「ヘクセンナハト」という魔法少女たちがチームになって戦う魔法バトル大会があるんですが、そこで優勝すれば、ひとつだけ願いが叶う魔法が与えられるといわれていて。主人公の(鍵村)葉月ちゃんが日本校の代表選手として大会に参加することで、それぞれの少女たちに影響を及ぼしていくことになります。大会中に各魔法少女たちが競いあい、各々が学んでいく。そんな成長物語が素敵ですし、見どころだと思います!

――アフレコ現場の雰囲気についてはいかがでしょうか。
加隈さん:女性だらけのとても賑やかな現場でして、私は女子校出身なんですけど、その頃の懐かしい感じがしました(笑)。あとスタッフさんに差し入れていただいているお菓子もキャラクターにちなんだものだったりして女子力が高いので、それをきっかけに話もできるし、途中から加わった人たちも話しやすい空気なのが良いなぁと思いました。物語の登場人物がみんな良い子でかわいいこともあって、アフレコ中はキャラクターの話で盛り上がることも多くて、ずっと収録していたいと思えるくらい、ただただ楽しいです。あと、ツッツ(大津)さんが盛り上げ隊長ですね。
上田さん:クマちゃん(加隈)が言っていたように、みんな仲良しで、途中から初めてアフレコに加わったときも、すごく居心地が良くて。現場の空気に安心感があるので、それに身を任せていられるなぁって思いました。魔法少女たちのチームもそうですし、学園長とか大人なキャラクターを演じる先輩方の、みんなを見守る温かい視線が素敵で、本当に学校にいるみたいな気持ちになりました。
Lynnさん:私は1話からずっと出演させていただいていますが、最初から、初めましてのみんなが集まった感じじゃなくて、すでに賑やかな現場の空気ができていましたね。そこから出演者が増えていっても、みんな最初から一緒にやっていたみたいな感じですし、どんどん楽しく賑やかになるので、毎回居心地がいいです。あと、ともりる(楠木)とスージー(末柄)が仲良しで、本当に葉月と静みたいな関係性なんです。この2人の絆が深まっていって、支え合っている感じが隣で見ていて微笑ましいというか。ちょっとジェラシーを感じるくらいなんですけど(笑)。

――楠木さん、末柄さん、Lynnさんは最初からアフレコに参加されていますが、Lynnさんだけ、別チームなんですよね。
Lynnさん:そう。でも私には、諸国連合のファミリーがいるので大丈夫です(笑)! 本当に素敵な現場だし、体感がすごく早くて、もうこんな話数まで来てるのかぁって。すでに収録が終わってしまうのが寂しいです。

――アフレコのムードメーカーは、来てすぐにわかりました。
大津さん:誰ですかね?
楠木さん:ツッツ学級委員長!
本渡さん:音響監督さんが「学級委員長、まとめといてー」と言ってますよね?
末柄さん:収録の合間に「はじまるよー」と号令してくれて、誰よりも元気なんですよ。
大津さん:ありがとうございま〜す!

――みなさんから、それぞれが演じるキャラクターをご紹介いただけますか? 楠木ともりさんから見た「鍵村葉月」はいかがでしょうか。
楠木さん:葉月ちゃんは、もともと日常の世界にいたんですけど、ふとしたことで憧れの魔法少女の世界に飛び込んでいくんです。日常世界では友達作りが苦手で、一日のほとんどを読書と妄想に使っているので、周りに不思議がられています。ただ、自分がやると決めたことに対しては、何度挫折しても頑張って這い上がる強さがあったり、教えてもらったことは素直に聞いて実践できるところがあります。不器用ながら真っ直ぐ頑張れる強い女の子なので、まさしくシンデレラだと思います。

――似ているところはありますか?
楠木さん:私も妄想に浸るタイプではあるんですけど、その他にもアフレコが進むに連れて共通点が増えてしまったというか。そのぶんアフレコに臨むときに共感できることがたくさん出てくるので、演じていて感情移入をすごくしてしまうんです。だから、演じてて泣きそうになったこともありましたし、魔法が成功したときは葉月ちゃん以上に私が嬉しく思っていたくらいです。私自身が葉月ちゃんに寄り添いたい気持ちがあるので、これからアフレコが終わるまでに、どこまで葉月ちゃんに近づいていけるかが楽しみです。アフレコが終わっても葉月ちゃんの近くにいられたらいいなって思います。

――イベントで、葉月ちゃんと同じ魔法学園日本校の制服を着ていましたね。
一同:かわいかった!
本渡さん:足が凄くきれいだった……。ガン見してしまいましたね。
楠木さん:いやいやいやいや。
本渡さん:最高でした!
楠木さん:ありがとうございます!
大津さん:あと身長がピッタリ同じなんだよね?
楠木さん:もう少し髪が長かったら良かったんだけど。
末柄さん:再現度バッチリだった!
日高さん:お芝居で、葉月ちゃんが妄想大好きな子なので、結構「気持ち悪い感じで」ってディレクションがあったりするんですけど、そっちですね!って感じですぐに演っているのを見て、プロとしてすごいなって思います。
末柄さん:シンクロしてきちゃってるからさ、さっき会話してるときの嬉しかったときの反応が「うふふうふふ」って感じだったよね?
楠木さん:最近ダメなんですよ(笑)。日常生活で気持ち悪い感じが出ちゃうんです。それは直したいです(笑)。

――初主役ですが堂々としていますよね。
末柄さん:アフレコでもそうなんですけど、イベントでも落ち着いていて、伝えなきゃいけないことを誰よりもまとめて、最後に締めてくれるから、周りが遊べるんです。おんぶにだっこ状態で申し訳ないんだけど、本当に頼りきりです……。
楠木さん:心の中では、緊張して心臓バクバクなんですよ!
Lynnさん:でも、自分が17歳のときのことを考えると、こんな風には振る舞えないと思うから、ホントに尊敬してる。
加隈さん:予告も素敵で、キャラによってやり取りに差があったりするんですけど、しっかり引っ張ってくれるし、ラジオのときも、伝えることをちゃんとまとめて、自分はこうしたいっていうのを表してくれるから、周りもわかりやすいんですよね。座長として完成されてる、素晴らしい!
楠木さん:ええーーー! もう、恥ずかしいです。

――末柄里恵さんから見た「土御門 静」はいかがでしょうか。
末柄 静は、真面目で芯が通っている子です。年齢以上にしっかりしてるなと思っていて、所作や話し方が大人びているんです。だからこそひとりで抱えてしまう部分があるので、そこをうまく表現したいと思っています。物語の中で、葉月ちゃんと仲良くなっていったのに、それを崩さないといけないところがあるんですが、アフレコではリアルに、ともりると仲良くなってきていたので……(突然涙ぐむ)。
一同:(慌てて)どうしたどうした?
本渡さん:時折、こうなるんですよね(笑)。
末柄さん:リアルで仲良くなってきたから、その崩すところがすごく…ツラかったんです。
(一同笑)

――その相手の楠木さんが、すごく笑っていますけど。
末柄さん:オイッ! そのシーンがすごくツラかったんですけど、私も共感できるところが増えてきて、キャラクターの感情で苦しくなることが増えてきちゃうんですよ。だから、みんな幸せになるといいなぁって思います!

――ここまで思ってくれる相方がいるっていうのは、うれしいですよね?
楠木さん:笑ってしまいましたけど、嬉しいです(笑)。
本渡さん:私は2話からアフレコに参加したんですけど、すでに末柄さんが「教えてあげる」、楠木さんが「教えてもらう」という、役と同じ関係性が出来ていたので、「まんまだ〜」と思って。私も有子と静の関係性と同じように、末柄さんを支えようと思っていたんですけど、話せば話すほど、役とは違う方向で面白い方だったので……。
末柄さん:有子ちゃんのように鋭いツッコミをしてくれて、助かっています。
大津さん:二人の関係性は完成されているんだけど、スージーは時折ド天然だから、そこをともりるがフォローしてあげるというのも良い関係だよね。

――末柄さんが静と似ているところはありますか?
末柄さん:結構な真反対です。
楠木さん:見た目はそっくり!
加隈さん:浮世離れしている、お嬢様感は共通しているよね。
日高さん:ツッツとは違うムードメーカーなところはあります。
末柄さん:「そろそろ落ち着けよ」っていうのがあったら、言ってください。
本渡さん:いや、そのままでいてください(笑)。

――Lynnさんから見た「ユーミリア・カザン」はいかがでしょうか。
Lynnさん:カザンさんはなんだろうな、乱暴者!
(一同笑)
Lynnさん:少年っぽい、男の子っぽい雰囲気があって、姉御肌なところがあるキャラクターかなって思います。でも、本当は寂しがり屋で、根は優しい子なので、いろいろ放っとけないんですよね。
日高さん:カッコいいです!
楠木さん:女子校に一人はいてほしい感じですね。
末柄さん:カザンさんもLynnちゃんも、いい感じの隙があって。たまにしか見せてくれないんですけど。この前、後ろから抱きついてくれたんですよ!
本渡さん:私も急に寄り掛かられたりしました。
大津さん:何それ!! いいなー。
Lynnさん:さっきパンチしたじゃん、お腹に。
大津さん:この扱いの差ですよ!
日高さん:キャストの中でもLynnさんはめっちゃモテますよね。ファンがいっぱいいるんです。
末柄さん:カザンさんもカッコよくて、乱雑なところもあるけど、優しいところもあるから、近づいて良いんだーって思えて素敵。
楠木さん:好きっ!

――日高里菜さんから見た「リン・デイヴス」はいかがでしょうか。
日高さん:簡単に言うと、腹黒のぶりっ子ですかね。強豪のアメリカ校だから強さもあって。先ほど「みんな良い子でかわいい」という話がありましたけど、はたしてみなさんはリンちゃんに愛くるしさを感じてくれているのか、不安はあります。
加隈さん:でもあれだけストレートだと、逆にかわいいなと思えると思う。隠してないもんね。
大津さん:隠す気もないよね。
日高さん:そういう意味ではお芝居をしていて楽しいんですけど。

――テストのときと、本番では怖さが違うなって思いました。
日高さん:音響監督さんからも「思いっきりやっていいよ」と言っていただけるので、楽しんで演じさせていただいています。
加隈さん:ただ腹黒いだけだとイヤだなって思うかもしれませんけど、里菜ちゃんがやるとかわいさが絶対に出るんですよね。黒いことを言っていてもかわいいなって思えるから、リンちゃんも好きです。
Lynnさん:見た目のかわいさと声のかわいさで全部カバーされてるから、許せちゃうよね。
加隈さん:でも、同じクラスにはいたくないけど(笑)。
楠木さん:テレビ越しで見てたいです。
大津さん:ロシア校的には、おい!って思いましたけど、かわいいから許せる。ちゃんりな補正がかかってるのかもしれないけど許せる。リンちゃんを嫌いになる人はいないんじゃないかな!
楠木さん:癖になる黒さですよね。病みつき感。
日高さん:みんなやさしい。ありがとうございます!

――大津愛理さんから見た「マリヤ・ラスプーチン」はいかがでしょうか。
大津さん:ひと言で言うと、真っ直ぐな方です。真っ直ぐなゆえに………なキャラです。
楠木さん:おバカです(笑)。
大津さん:バカじゃないんだな〜、ちょっとポンコツなだけで。うん、でもバカかなぁ(笑)。もうちょっとうまいことできるだろうって思うけど、真っ直ぐだから前しか見えないんですよ。でも、本当に自分にそっくりだなぁって思います(笑)。私はアニメーションの出演経験が少ないほうだから、現場はすごく緊張するんです。その緊張が表に現れた結果、多弁になってしまう癖があるんですけど、それを受け入れてくれるみんなが本当に大好き。マリヤさんがロシア校に対する愛が強いように、私も『メルヘン・メドヘン』に対する愛が相当重いんです。
Lynnさん:でも、こんなにお笑い担当の人だと思わなかった。
楠木さん:初めて大津さんを見たのが宣材写真で、それがすごくカッコよかったので、超クール系で怖い方だったらどうしようって思ってたんですけど、会ったみたら、別人でした(笑)。
大津さん:よく言われる! 吹き替えの現場でも、武闘派なキャラとかシリアスな役が多いんですよ。だから現場で「そういう方なんですね……」って反応をもらうことが多くて、最近は黙ってたほうがいいのかなって。
楠木さん:楽しいおしゃべりがツッツの良さです!
Lynnさん:まぁ、ギャップ萌えだよ(服をいじりながら)。
大津さん:ちょっと毛玉取りながら言わないでよ!!! この扱いですよ!

――マリヤさんも見た目はクールだけど、ちょっと残念なところがありますからね。
大津さん:そうなんですよね、できるお姉さん風なのに残念って、私もよく言われるんです。
加隈さん:そんなことないよ(毛玉を取りながら)。
大津さん:みんなも毛玉を取らないで! もっと真剣にツッツに向き合って(笑)!
末柄さん:でも、本当に太陽みたいに温かい人で、現場の空気を作ってくれる素敵なお姉さんです。

――加隈亜衣さんから見た「アガーテ・アーリア」はいかがでしょうか。
加隈さん:魔法少女の中で「三強」と呼ばれる一人で、ドイツ校のリーダーなので、強いんですけど、見た目はかわいい。外見と内面とのギャップがすごくある子で、外見は、日本人から見たドイツ人の特徴が出ているのかな?って思います。一人が好きとか、馴れ合わないとか。でも実はかわいいものが好きだったり、趣味が小動物の動画鑑賞だったりするんですけど。戦いになると強さが全面に出て、人を自然と見下すところがあるんですね。その自然さが難しいんですけど、意識せずに見下す、そんな美人さんです!
楠木さん:加隈さんは優しい。
本渡さん:食べ物をいつも配ってくれます。
加隈さん:パンの配り係です。
末柄さん:最初はビックリしました。クマちゃんのかわいい声が大好きなんですけど、今回はちょっと低めのトーンで。こういう感じなんだ!って。私の知らなかったクマちゃんの一面が見られて、カッコいい!ってあらためて知ることができてトキメキました。
加隈さん:女子が多いから、かぶっちゃいけないなと思って、オーディションのときより低くしているんです。かぶらないようにするのが大変な現場だなって思いました。
上田さん:三強としての威圧感とゆとりがあるんだけど、どこか切羽詰まっている感じ? ちょっと何か崩れたら消えちゃいそうな糸を張ってる感じもあって。誰とも違う感じなので、すごく素敵!
末柄さん:小説のほうでは試合を観戦しながら、いろいろ考えていたりするところが、ギャップがあってかわいいんですけど、どこかにそういうシーンがあったら良いなって思います。
加隈さん:悩みどころが他の人と違うんだよね。

――上田麗奈さんから見た「アーサー・ペンドラゴン」はいかがでしょうか。
上田さん:アーサーさんはすごくミステリアスで、ボーッとしていて天然に見えるんですけど、実はいろんなことを考えてるし、洞察力・観察力が凄まじいんです。だから葉月ちゃんに対しても、結構翻弄するようなことを言ってしまうんですけど、それはアーサーさんにとっては普通のことだし、意識して何かしているというよりは、自然体でミステリアスになってしまっているところはあるんだろうなって思います。

――上田さんと雰囲気が似てる感じがしますね。
大津さん:そっくりです!
本渡さん:スピリチュアル。
楠木さん:葉月ちゃんにとって、実は一番恐れているのがアーサーさんなのかなって思っていて。アーサーさんって雰囲気がほわんとしてるんだけど、発言ひとつひとつに三強の威圧感があるんですよ。どうやったらその声で、あんな威圧感を出せるんだろうって、演技面ですごく聞き入っちゃうんですけど、ど、どうやるんですか?
上田さん:ええええ! どうやるんだろうなぁ〜。
日高さん:ゾクゾクしますもんね。
上田さん:そうか〜。どうやってるのか自分ではわからないけど、葉月ちゃんと会話してるときは、明確に攻める部分と単純に探る部分とで結構分かれていたりするんです。問い詰めるときは、意図的に攻める気持ち、回答を強要してる感じ? 引っ張るとか吸引する感じは結構強く意識しています。
楠木さん:勉強になります!

――最後に、本渡 楓さんから見た「加澄有子」はいかがでしょうか。
本渡さん:有子ちゃんは、いつも眠そうにしていて省エネなスタイルの女の子です。周りのキャラクターに対してツッコミを入れていくポジションで、冷静な子という印象がありますが、戦いのときは小さな体で大きな打ち出の小槌を持って、全力で力を発揮してくれます。あと、デラかわいいです!
末柄さん:有子ちゃんは、一番の常識人だよね。
楠木さん:かわいいけど、一番サポートをしっかりしてくれて、葉月がわからないことに対しても、ツンケンしてるように見えて優しく教えてくれます。しっかりしていて周りが見えているところが本渡さんっぽいなって思います。
日高さん:周りを見る力があって、現場でも空気を読んでくれるんですよ。

――変身後が、すごくかわいいと、キャストの中でも人気がありましたね。
Lynnさん:さらに小っちゃくなるからね(笑)。
本渡さん:これからも冷静に立ち回っていくと思いますので、愛でつつ見守っていただければと思います。

――魅力的なキャラクターが、まだまだたくさん出てくるアニメ放送が楽しみですね。最後に『メルヘン・メドヘン』を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
楠木さん:何時間あっても語り尽くせないくらい、魅力に溢れている作品です。作品だけではなく、キャストの私たちにもシンクロしているところがありますし、原作のアニメだけではなく、小説を読まないとわからない、女の子たちの気持ちとかもあったりします。漫画・ラジオ・ゲーム・グッズなどでもそれぞれの展開がありますので、『メルヘン・メドヘン』のたくさんの魅力を、余すことなくみなさんに受け取ってもらいたいと思います。
 アニメはもちろん、いろんなところで『メルヘン・メドヘン』に出会ってもらって、隅から隅まで楽しんでいただければなぁと思いますので、今後とも応援宜しくお願いします!

■番組情報

TVアニメ『メルヘン・メドヘン』
2018年1月10日(火)より、AT-X、TOKYO MX、BS11にて放送開始

■あらすじ

原書に選ばれた「メドヘン」と呼ばれる少女たちは一流の「原書使い」になることを目指して、世界各国の魔法学園で勉強中。彼女たちの目標は、年に一度、各校の代表選手たちが互いの実力を競いあう魔法バトル大会「ヘクセンナハト」で優勝すること。優勝者には、なにか一つだけ願いが叶う魔法が与えられるという。
ある日、メンバー不足で出場停止が危ぶまれる日本校のリーダー土御門静の前に、読書と空想が好きな女子高生、鍵村葉月が現れた。あまり友達のいない、ぼっち気味な葉月は、なぜか強力な力を持つ『シンデレラ』の原書に選ばれ、魔法学園に入学することになる・・・
『シンデレラ』と優勝をめぐり、少女たちが一緒に特訓したり、時には温泉に入ったりなんて感じの魔法少女バトルが、いま幕を上げる!!

■放送局

【AT-X】2018/01/11より 毎週木曜21:00〜
(※リピート放送)土曜13:00〜、日曜26:00〜、火曜29:00〜
【TOKYO MX】2018/01/11より 毎週木曜22:30〜
【BS11】2018/01/11より 毎週木曜26:00〜
※放送スケジュールは変更になる場合があります。

■スタッフ

【原案&シリーズ構成】松 智洋
【原案協力】StoryWorks
【キャラクター原案】カントク
【総監督】斎藤 久
【監督】上田 繁
【キャラクターデザイン】森川侑紀
【脚本】松 智洋、アサウラ、門田祐一、金月龍之介
【色彩設計】斉藤麻記
【美術監督】下元智子
【撮影監督】村上優作
【編集】廣瀬清志
【音楽】rionos
【音楽制作】ランティス
【音響監督】森下広人
【音響制作】叶音
【アニメーション制作】フッズエンタテインメント
【製作】メルヘン・メドヘン製作委員会
【オープニング主題歌】「わたしのための物語 〜My Uncompleted Story〜」by fhana
【エンディング主題歌】「sleepland」by 上田麗奈

■キャスト

鍵村葉月:楠木ともり
土御門 静:末柄里恵
ユーミリア・カザン:Lynn
リン・デイヴス:日高里菜
マリヤ・ラスプーチン:大津愛理
アガーテ・アーリア:加隈亜衣
アーサー・ペンドラゴン:上田麗奈
加澄有子:本渡 楓
学園長:岡村明美
李 雪梅:吉岡麻耶
マハーカーリー:鎌倉有那

【作品公式twitterアカウント】@maerchen_anime

(C)MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会

関連タイトル・アーティスト

松智洋/StoryWorks(原作)/カントク(キャラクターデザイン)/中村尚儁(コンテ構成)/山縣清継(漫画)

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