Initial’L 悠希
セットチェンジで再び九州男子”が場をなごませたあとは“フィーチャーロック”を掲げるInitial’Lがステージに登場。
最新アルバム『INITIALIZE』の1曲目でもある激エモーショナルなナンバー「CAN YOU FEEL IT?」をいきなり叩きつけ、後半のサビでは悠希(Vo.)と弦楽器陣3人がステージぎりぎりまで前に出てきて煽るアグレッシブなアクト。
アップデートされた初期のナンバー「VISION」ではイントロで「声、歪ませろ!」と煽り、緋遊のベースもフューチャーされ、のっけから振り切れまくり。たたみかけるように「SUPERSONIC」では悠希が柵に足をかけ、フロアーにマイクを向け、サトシは感情がほとばしるようなギターソロを響かせた。
Initial’L サトシ
一朗のドラムが大地のごとく力強いスケール感のある名曲「TONIGHT TONIGHT」では場内が合唱となり、横ノリのグルーヴが心地いい「NA.NA.NA.」へと。Initial’Lとしては今年が結成3年目とは言え、同じメンバーで10年近く音を鳴らしているだけあって、バンドアンサンブルは鉄壁だ。
Initial’L ZERO
MCでは冒頭で手紙を読んだことに触れ、一朗が「あの罰ゲームが決まってから来る日も来る日も“手紙書かなあかん”って」と笑わせ、藤家には「シャワーを浴びたらガウン着てワインをたしなんでいるイメージがある」と言いつつ、実は天然なエピソードを披露。ZEROも「男から見てもカッコいいし、かわいいと思っちゃうんだよね」と藤家の話題で盛り上がる。続いてオシャレしている緋遊がいじられると、緋遊は「恩返しですから」とジェントルマンなひとこと。
Initial’L 緋遊
悠希はInitial’Lのこれまでの日々が挑戦の連続だったことを振り返り、「俺たちなりの恩返しは、これからも挑戦に立ち向かっていって、みんなと一緒にデカい夢を見ること」と伝え、「じゃあ、小さな挑戦しようかな?新しいタオル、手に入れましたか?」と藤家と2人でデザインしたグッズのタオルを見せて、「Your Song」ではみんながタオルを振る光景が広がった。
Initial’L 一朗
後半戦では一体感が加速していき、シャッフルナンバー「UP DOWN SWING」では悠希がマイクスタンドを操り、頭上に掲げるパフォーマンスも。
ラストはInitial’Lの核心と情熱が直球で届いてきた「CALLING」。フロアーは左右に分かれ、押しくらまんじゅう状態に。メンバーがステージを去っても熱はさめず、フロアーはザワめいていた。
ライブの様子C
アンコールではInitial’Lと藤家がコラボグッズTシャツに着替えて登場し。藤家は「俺も押しくらまんじゅうに入りたかったぜ!」と笑顔。ライブでInitial’Lに暴露(?)された天然な性格を否定するものの、一朗と打ち上げで店に入ったときに奥のテラス席を店員に希望したものの、「それは鏡ごしに映っていた入り口のテラス席だった」というエピソードを明かし、墓穴を掘る事態となった(笑)。
ライブの様子D
両者の仲の良さが伝わる和気藹々としたムードの中、スペシャルセッションではInitial’Lの「WAKE UP」とACT ONE AGEの「LadyGirl」をダブルボーカルで披露。さらに6月4日に渋谷スターラウンジで『エルとアクトとジーティーの宴』と題して3マンライブを開催することも告知された。
集合写真